カンボジアには、いまだ、たくさんの地雷が埋まっている。かつての内乱で、すっかり疲弊している経済状態とあいまって、貧富の差が激しい部分も。
道には、片足の人・車椅子に乗った人がざらにいる。
遺跡に行けば、今度は子供たちが寄ってくる。観光客から、小銭をもらうためだ。バイクの集団に取り囲まれることもある。『乗せてやるから、運賃を払って』というわけ。そうやって、生活している子供たちが多いのだ。
学校の数も少ない。都心には、各国の援助で、立派な学校があるが、地方に行けば、学校などないも同然。通える子供はもっと少ない。
マラリアによる子供の死も。
それでも、子供たちの笑顔は輝いている。
案内してくれた、現地のガイドさんが言ったことが印象的だった。『子供たちが寄ってきても、安易にお金を上げたりしないでください。観光客に依存して、簡単にお金が手に入ると思わせないでください。』
彼もまた、内乱で両親を失った、孤児だったという。幸いなことに、篤志家の援助で、学校に通い、通訳になったのだと。
少人数のツアーだったため、ガイドさんにお願いして、カンボジアの一般的な民家を見学させてもらった。水は、雨水をためて使うのだという。
日本人には、考えられないような生活をしている子供たちが、こんなに近いアジアの国にいる。単純に観光に来ただけなのに、考えさせられる旅行になった。
教育というのは、国の基盤だ。経済の発展も貧困から脱出も“知識”という基盤があってのもの。
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